飛騨地方の食卓に春の訪れ告げる「折り菜」の収穫 高山市

飛騨地方の食卓に春の訪れを告げる野菜、「折り菜」の収穫が岐阜県高山市の農家で行われています。

「折り菜」はアブラナ科の野菜で、収穫の際に根元の近くを手でポキッと折ることから飛騨地方では「折り菜」と呼ばれ、春の味覚として親しまれています。
高山市大洞町にある西勇男さんの農園では、農業用ハウス1棟で折り菜を栽培していて、去年9月に種をまいたものが30センチほどの高さに育っています。
西さんと父親の幸男さんは腰をかがめながらつぼみのついた茎を選んで1本ずつ収穫したあと、重さを量って袋に詰めていました。
今シーズンは昼間の気温が高かった影響で、ここ10年でも一番早い2月12日に収穫を始めたということです。
西勇男さんは「味噌汁やパスタに入れるのもおすすめですが、キャベツなどの代わりに餃子に入れてもおいしく食べられました。少し苦みがあり、季節限定のものなのでぜひ食べてほしい」と話していました。
収穫は4月中旬まで続く予定で、主に市内のスーパーで販売されます。