行方不明の女性を発見の嘱託警察犬を表彰

2月上旬、行方不明者の捜索などで警察に協力している嘱託警察犬と指導役の男性が、岐阜市内で行方が分からなくなった90代の女性を発見し、26日、表彰されました。

表彰されたのは、岐阜県警察本部の嘱託警察犬で5歳のメスのシェパード「ペッキ・オブ・トーヨー・ケンネル号」と指導役の林栄治さんです。
26日、岐阜北警察署の加藤強署長が林さんに感謝状を、ペッキ号にドックフードなどを贈りました。
ペッキ号と林さんは、2月9日の未明、「母の姿がない」との110番通報を受けて、岐阜市内で行方が分からなくなった90代の女性の捜索に参加しました。
およそ1時間後、女性の自宅から130メートルほど離れた場所で、ペッキ号がふせのポーズをして合図し、林さんが近くの家の軒先に立っていた女性を見つけたということです。
警察によりますと、ことしに入ってから、林さんは8回出動していて、このうち6回はペッキ号も出動し、行方不明者を発見したのは今回が2回目です。
林さんは「ペッキ号は人が行かないところも探しに行くし、能力はすごくあると思います。今後も出動したら見つけるという意欲でやってほしい」と話していました。
また、岐阜北警察署生活安全課の板垣宏隆課長は「高齢者の行方不明事案も増えているので、警察と一緒に発見に努めていただけたら」と話していました。