大垣駅前のホテルで火災 けが人はなし

20日午後、大垣市の駅前にあるホテルで屋上の機械が焼ける火事がありましたが、宿泊客や従業員は避難し、けが人はいませんでした。

警察や消防によりますと20日午後2時半ごろ、JRや養老鉄道の大垣駅前にある大垣市高屋町の「アパホテル大垣駅前」で「屋上から黒煙が見える」などの通報が複数ありました。
消防車15台が出て消火にあたり、火は約1時間後に消し止められました。
ホテルは10階建てで屋上にある機械が焼けましたが、客室部分は焼けなかったということです。
当時は宿泊客が10人ほどと従業員が6人いましたが避難し、けが人はいませんでした。
ホテルの室内にいた宿泊客の男性によりますと、「火事が起きた」という館内放送があり、そのあとに従業員が部屋の扉をたたいて「逃げてください」などと声をかけていたということです。
男性は従業員の誘導で、建物の外にある非常階段で逃げたということで、「慌てて着替え、財布やカード類だけ持って逃げました」と話していました。
また、火事の様子を目撃した20代の男性は「まさかこんなところで火事が起きるとは思っていなくて驚きました」と話していました。
警察と消防は火事の原因を調べています。
駅前では大勢の人が消火活動を見守るなど現場は一時、騒然としました。