空自岐阜基地 同僚に暴行など2人を停職の懲戒処分

航空自衛隊岐阜基地は同僚に、足で蹴るなどの暴行を加えてけがをさせた隊員などあわせて2人を停職の懲戒処分にしたと19日発表しました。

処分を受けたのはいずれも航空自衛隊岐阜基地第2補給処の所属で45歳の空尉と35歳の空士長のあわせて2人です。
岐阜基地によりますとこのうち空士長は4年前の7月中旬から8月上旬にかけての3日間に同じ同僚に対し顔を殴る、頭突きするなどの暴行を繰り返したうえ、最後の日は土下座をさせて足で蹴る暴行を加えたということで同僚は腕や腹を打撲するけがをしました。
調査に対し「日頃の教育指導が反映されていないことに腹が立った」と話しているということで、19日付けで停職3か月の処分を受けました。
また、空尉はおととし7月、基地の食堂で代金を支払わずにあわせて13食分、約5000円分の食事をしたということです。
調査に対し、「4月に代金を支払って食事をしなかったことがあった。その分を取り戻そうとしたが身勝手な行動だった」と話しているということで、停職50日の処分を受けました。
航空自衛隊岐阜基地の司令で山本光伸空将補は「隊員に対する指導を徹底し、今後さらなる厳正な規律の維持をするとともに、このような事案が再び起きないよう努めます」とするコメントを出しました。