ノロウイルスで食中毒 28人が症状 岐阜市の老人福祉施設

岐阜市の老人福祉施設の入居者など28人が下痢やおう吐などの症状を訴え保健所が検査したところノロウイルスによる食中毒とわかり、ちゅう房など給食の施設を営業禁止の処分にしました。

岐阜市保健所によりますと今月13日、岐阜市の老人福祉施設「ケアハウスやすらぎの里川部苑」から「ノロウイルスの集団感染の疑いがある」という連絡が保健所にありました。
保健所が確認したところ60代から90代の入居者27人と調理担当の職員1人のあわせて28人が下痢やおう吐などの症状を訴え、このうち80代の入居者の女性1人が病院に入院しました。
ちゅう房の調理器具のふきとり検査などを実施したところノロウイルスが検出されたため保健所は施設が提供した食事が原因の食中毒と判断し、16日からちゅう房など給食の施設を営業禁止の処分にしました。
営業禁止の処分に期限はなく、再発防止策が講じられたことが確認されれば処分を解除するということです。
入院した女性も含め、全員、回復傾向にあるということです。