生徒96人分の成績など記載の資料紛失 県教委が陳謝

岐阜県教育委員会は垂井町の県立高校で生徒96人分の成績などを記した資料が紛失したとして、陳謝しました。

県教育委員会によりますと、2月5日、垂井町の県立不破高校に勤務する20代の女性教員から、執務室の引き出しに保管している「教務手帳」がなくなったと上司に報告がありました。
手帳には授業を受け持つ1年生から3年生、あわせて96人分の氏名や定期試験の成績、出欠状況などが記載されていたということです。
この教員は2月1日に職員室で手帳を開いたあと、校外への持ち出しは否定しましたが、執務室の引き出しに戻したかどうかは覚えていないと説明したということです。
県教育委員会は警察に遺失届を出しましたが、手帳が盗まれた可能性も否定できないとしています。
県教員委員会教育管理課の嶋崎敏幸課長は「生徒や保護者にご心配とご迷惑をおかけし申し訳ございません」と陳謝したうえで、すべての県立学校に重要な個人情報が記載された文書の所在を把握し、注意するよう周知したとしています。