大野議員の支援者から説明求める声など

一方、大野議員はキックバックの問題が明らかになったあとも実際に受け取ったかや使いみちなど詳しいことは明らかにしておらず、支援者からも説明を求める声などが上がっています。

長年、大野議員を支援してきた地元の政界関係者は「国会議員が何百人といる中で、キックバックの金額がトップになっているが、なぜそれだけのお金を大野さんが動かしていたかが不透明で理解できない」として説明を聞きたいと話しました。
その上で、「地元の国会議員なのでぜひ続けていただきたい。それにはまず地域のみなさん、支援者のみなさんにご本人の口から説明していただくことで、地域の人なども納得されるのではないか」と語りました。
また、大野議員の事務所から安倍派のパーティー券を購入してきた事業所の関係者は「総理に直接ものが言える、話せる方だと思っていましたし、ご本人からも『総理に伝える』という話はたびたびいただきました。総理に近い方を応援しているとうれしく感じていましたし、期待もしていました。民主主義のコストは当然かかるわけで、そういうことも含めて応援しないと国造りができないことは理解して負担してきたつもりです。そこを裏切られてしまうと政治に対する不信感は大きくなります」と話していました。