鳥インフルエンザ感染 県が養鶏農家などに消石灰配布

1月上旬に山県市の養鶏場で鳥インフルエンザの感染が確認されたことを受け、岐阜県は17日から養鶏農家などに対して今シーズン3回目となる消毒用の消石灰の配布を始めました。

1月5日に山県市の養鶏場で鳥インフルエンザの感染が確認され、県はおよそ5万羽のニワトリを処分するなどの防疫措置を行いました。
その後、新たな感染は確認されていませんが、県は感染拡大を防ぐため、県内110の養鶏農家などに対し17日から今シーズン3回目となる消毒用の消石灰の配布を始め、さっそく鶏舎の周囲などにまかれました。
今シーズンはすでに消石灰を2回配布したものの養鶏場での鳥インフルエンザが発生し、県家畜防疫対策課は「防鳥ネットや壁に穴が開いていたら補修するなど消毒以外の対策も徹底してほしい」と話しています。
一方、新たな鳥インフルエンザの発生がなければ、感染が確認された養鶏場から半径3キロから10キロ以内で原則、出荷を禁止する「搬出制限」は17日いっぱいで、半径3キロ以内でニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限」は1月28日いっぱいでそれぞれ解除されます。