廃止になったスキー場が再開 岐阜県高山市

岐阜県高山市で来場者の減少などで廃止された市営のスキー場が地元の運営会社によって新たなレジャー施設として営業を再開することになり、16日、セレモニーが行われました。

新たに営業を再開したのは高山市久々野町にある「Hida Funayama Resort Arkopia」です。
この場所には昭和38年に開業した市営のスキー場がことしの春までありましたが、スキー人口の減少や雪不足で赤字が続き、昨シーズンで廃止されていました。
地元のスキー場を復活させたいと地元の男性が運営会社を立ち上げてクラウドファンディングで資金を集め、高山市から施設の一部を譲り受けるなどして再開にこぎ着けました。
広さは以前のおよそ3分の1でリフトなどはありませんが、スキー以外にも冬の雪遊びや春から秋のキャンプを楽しめる施設になっているということです。
スキー場を再開させた運営会社の桐山淳一社長は「外国人観光客や家族連れが雪で遊べる体験施設やキャンプ場として1年を通して楽しめる施設として運営したい」と話していました。
スキー場は本格的に雪が積もるのを待って12月下旬から営業する予定です。