岐阜市と一宮市 消防が合同訓練 災害時の相互支援で連携

災害時の相互支援などで連携を進めている岐阜市と愛知県一宮市の消防が、11日にビルから転落した人を救助するための合同訓練を行いました。

岐阜市と一宮市は、災害時の相互支援や職員の人事交流などで連携する取り組みを11月から始めました。
12日は、その一環として、岐阜市の消防署で合同訓練が行われ、それぞれの消防から13人の隊員が参加しました。
訓練は、5階建てのビルの4階で設備を点検していた作業員が足を踏み外して3階部分に転落し、動けなくなっているという想定で行われました。
隊員たちは5階からロープをおろすとけが人役の人形が乗った担架に結びつけ、引き上げるなどして救助する手順や連携を確認していました。
岐阜中消防署の永井幹康高度救助隊長は「過去に岐阜市で発生した事案と同様の状況を想定して訓練を行いました。こういった訓練でレベルアップし、互いに切磋琢磨したい」と話していました。