タカから検出の鳥インフルエンザウイルスは「高病原性」

岐阜県海津市で飼育されていたタカ1羽から検出された鳥インフルエンザウイルスは検査の結果、致死率が高い「高病原性」のウイルスだったことが確認されました。

11月、岐阜県海津市の施設で飼育されていた「鷹狩り」のタカ1羽が神戸町などで野生のカルガモを捕食したあと衰弱して死に、このタカから「H5亜型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
さらに遺伝子検査を進めた結果、致死率が高い「高病原性」だったことが確認されたということです。
このタカが神戸町で捕食したカルガモも鳥インフルエンザウイルスに感染していて、県は高病原性だったかどうか確認を進めています。
一方、5日午前の時点では海津市の施設で飼育するほかの鳥類約150羽は体調に変化はないということです。
また、県内111の養鶏場などでもニワトリが死ぬなどの異常は確認されていないということですが、県は12月8日からすべての養鶏場の周囲に消石灰をまくなどの一斉消毒を行うことにしています。
鳥インフルエンザウイルスは感染した鳥と濃密な接触があった場合を除いて人には感染しないと考えられていますが、岐阜県は死んだ鳥などを見つけた場合は触らずに、近くの市町村や県に連絡するよう呼びかけています。