岐阜市立女子短大 パワハラで64歳教授を戒告の懲戒処分

岐阜市立女子短期大学は、同じ学科の教員にパワーハラスメントなどにあたる行為をしたとして、64歳の教授を戒告の懲戒処分にしました。

処分を受けたのは岐阜市立女子短期大学の64歳の教授です。
短大によりますと、教授は3年前の10月、新たな教員を選ぶ学科の会議で意見を述べた職位が下の教員に対し、「あなた審査できるんですか。いちゃもんをつけるんですか。たわけたことを言うんじゃない」などと、能力や人格を否定する発言をしたということです。
また、おととし1月にも「勉強していない者は辞めろ」と大声で威圧したとしています。
おととし2月に教員から被害の相談を受けて短大が調べていましたが、教授は聞き取り調査に応じず、「ハラスメントと考えていない」とする書面を提出し、学長にも「ハラスメントの意図はなかった」と主張したということです。
ただ、一連の発言の録音データから短大はパワーハラスメントやアカデミックハラスメントに該当すると判断し、12月1日付けで戒告の懲戒処分としました。
被害を受けた教員は一時、病気療養していましたが現在は復帰しています。
岐阜市立女子短期大学の畑中重光学長は「短大としてガバナンスが徹底できておらず、深くおわび申し上げます。教員間のコミュニケーションが円滑になるよう努めたい」と陳謝しました。