「鷹狩り」のタカから鳥インフルエンザ検出 海津市の飼育施設

海津市で飼育されていたタカ1羽から鳥インフルエンザウイルスが検出され、県は感染力が強い「高病原性」かどうか確認を進めています。

岐阜県によりますと11月、海津市の施設で飼育されていた「鷹狩り」のタカが岐阜市、大垣市、神戸町で野生のカルガモを捕食した後衰弱して死にました。
採取した検体を調べたところ、11月30日「H5亜型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。
県は1日緊急の会議を開き、この施設の管理者に防疫措置や鳥の管理徹底を指導したことや市町村や鳥肉の処理業者、養鶏農家などに注意喚起することを報告しました。
一方、この施設で飼育するほかの鳥類およそ150羽のうち、簡易検査した45羽は陰性だったということです。
また、1日までに県内の養鶏農家111戸では異常がないことを確認したということです。
県は北海道大学で遺伝子検査を行い、感染力の強い「高病原性」かどうか確かめるとともに、タカが捕食したカルガモについても検査することにしています。
鳥インフルエンザが確認されたのは、岐阜県内ではおととし1月以来で、県は死んでいる鳥などを見つけた場合は触らずに近くの市町村や県に連絡するよう呼びかけています。