岐阜市中心市街地で自動運転バスの運行始まる

25日から岐阜市の中心市街地を走る2つのルートで、自動運転によるバスの運行が始まりました。

岐阜市では運転手の人手不足が続く中、お年寄りなどのために身近な交通機関を確保しようと2019年度から自動運転バスの走行実験を段階的に実施していて、25日からは中心市街地の2つのルートで5年間の運行を始めました。
バスは11人乗りで車内に運転席はなく、あらかじめ登録されたルートの地図情報を元に走り、車両のセンサーで前方3メートル以内に人や車が近づくと停止します。
設定された2つのルートはいずれもJR岐阜駅を発着し1つは岐阜市役所までの間で長良橋通りと金華橋通りを循環するルートで毎日12便が30分間隔で運行されます。
もう1つは岐阜公園や古い町並みの残る川原町などを通るルートで土曜日と日曜日それに祝日に1日3便が2時間間隔で運行されます。
運賃は無料ですが電話やSNSによる事前の予約が必要です。
岐阜市によりますと路上駐車された車を避ける時や交差点での発進を乗務員が専用の端末を操作して運転を補助しますが、運行する5年間で特定の条件のもとでは人が不要となる自動運転の「レベル4」を目指すとしています。
また駅前など通行量が多い中心市街地で自動運転バスが定期的に運行されるのは全国で初めてだということです。
運行初日に乗車した岐阜市の50代の夫婦は「思ったよりスムーズに動くと感じました。左から来た自転車を検知して止まり、すごいと思いました」とか「岐阜はバスに乗る機会が多いので、自動運転バスが発展すれば市民の新しい足になると期待しています」と話していました。
岐阜市の柴橋正直市長は「バスの運転手不足の問題があり、免許を返納する人も増えている。この自動運転バスで皆さんが安心して公共交通を利用してもらえるようなまちづくりを目指していきたい」と話しています。