県パワハラ対策担当幹部がペンで部下たたくパワハラで組合抗議

岐阜県職員組合は、県のパワハラ対策を担当する部長職の幹部が、組合との団体交渉を行っていた際に、部下の頭をペンでたたくパワハラを行ったとして、県に抗議するとともに原因の究明を求めたことを明らかにしました。

岐阜県職員組合によりますと、22日午後、県庁で県の職員と組合の役員が参加して行われた団体交渉の際、部長職の幹部が、部下の職員を呼び寄せたあと、頭をペンで1回たたいたということです。
この幹部は県のパワハラ対策も担当していて、組合は多くの人がいる前でのこうした行為は、身体的および精神的な攻撃でパワハラに当たるとしています。
組合は24日、ハラスメント対策を推進する中で、許されない行為だとして県に抗議するとともに、原因の究明などを求めました。
組合の内記淳司中央執行委員長は「ハラスメントについても協議した労使交渉の場面でこうした行為が行われ、驚くとともに落胆した。知事や副知事の監督責任も重い」と話していました。
一方、総務部の平野孝之次長は「本人からは部下に強い指導をした旨の報告を受けているが、調査を始めたばかりで、詳細は聞き取れていない。すみやかに結果をまとめて発表したい」と話していました。