木材で椅子の組み立て体験 “森の大切さ知って” 児童に授業

森の大切さを知ってもらおうと飛騨市の小学校で16日、子どもたちが木材を使っていすを組み立てる体験授業が行われました。

この授業は飛騨市古川町の建築組合連合会が古川小学校で行い4年生約70人が参加しました。
体育館に集まった子どもたちははじめに市の職員から、森林が山に多くあると、大雨が降った場合も木や落ち葉があることで土がゆっくりと水を吸収するため土砂災害を防ぐ役割があることなどを教わりました。
このあといすの組み立てを体験し、県内産の木材のほぞ穴に接着剤を入れてはめこみ、金づちで叩いたあとにやすりをかけて完成すると早速、座り心地を確かめていました。
女子児童の1人は「楽しかったです。もったいなくて使えないです」と話していました。
飛騨古川建築組合連合会の直井隆次事務局長は、「子どもたちが楽しそうでよかったです。きょうの体験を通して、森に親しんでもらえたらうれしいですし、将来的に木材産業に携わる子どもたちが出てきてくれたらありがたいです」と話していました。