留学生と企業が交流する就職支援イベント 岐阜市

岐阜県内の留学生と企業が交流する就職支援のイベントが25日、岐阜市で開かれました。

このイベントは岐阜大学やジェトロ岐阜などが開き、県内の大学に留学している中国やバングラデシュなど7か国の留学生14人が参加しました。
この中で、岐阜大学日本語・日本文化教育センターの松尾憲暁助教が講演し、「パンデミックが落ち着き、日本国内で就職を希望する学生が増え始めた」と述べました。
一方、留学生の間では日本の就職活動の情報が不足しているため、「同じ国の先輩からの口コミに頼りがちになり、それが就職活動をする上でのネックになっている」と指摘しました。
続いて、県内の企業9社との交流会が行われ、留学生が各企業のブースを回って担当者から事業内容や社内で活躍している外国人材などの説明を受けました。
韓国から留学している大学2年の女子学生は「留学していると、自分の選択に自信がなくなるときがあります。企業が留学生のことをどう思っているか聞くことで、自分を客観視できるいい機会になりました」と話していました。
岐阜大学によりますと、今年度は294人の留学生を受け入れていて、卒業後に日本の企業への就職を希望している学生も多いということです。