各務原市で学生などの協力得て市営住宅をリノベーション  

岐阜県各務原市で、地元の建築関係の企業や住まいについて学ぶ学生などの協力を得て、市営住宅をリノベーションする取り組みが本格的に始まりました。

この取り組みは、市営住宅の修繕費の抑制や空き部屋の有効活用などを目指し、各務原市や岐阜女子大学、地元の設計会社や工務店などで作る推進会議が進めているものです。
今月19日には築44年の市営住宅の3LDKの部屋を2LDKにリノベーションする様子が公開されました。
一部の壁やふすまを撤去し和室を洋室にするということで、工務店の従業員や学生など10人余りが壁の塗装の準備のため床などをテープやシートで覆うマスキングの作業を行っていました。
暮らしやすい住まいについて学んでいる学生のひとりは「自分の手で工事したから達成感が大きいし、設計や建築の楽しさを学べていると感じています」と話していました。
市営住宅は年内の工事完了を目指し、来年度から入居者を募集する予定だということです。
各務原市建築指導課の田口七海さんは「現場での作業を通して空き家対策の担い手育成につなげていきたいし、若い人たちの力で市がより良くなってほしい」と話していました。