リニア中央新幹線 御嵩町 残土処分場での意見交換会

御嵩町で計画されているリニア中央新幹線の残土処分場について、地元の住民グループと町議会議員が意見を交換する会が4日に行われました。

これは処分場が計画されている上之郷地区の16の自治会で作る住民グループ、「上之郷地区リニアトンネル残土を考える会」が行いました。
町議会議員12人のうち10人が参加し、会のメンバーから処分場に反対する理由などについて話を聞いた後、残土の定義や町外への持ち出しなどについて意見を交わしました。
JR東海が御嵩町で計画しているリニア中央新幹線のトンネル工事の残土処分場の計画を巡っては、残土に自然由来の重金属が含まれることや、候補地一帯を取り囲むエリアが環境省が選定する重要湿地であることなどから、安全や環境への影響を懸念する声があがっています。
住民グループは計画に反対する決議書を町などに提出していて、6月の町長選挙で初当選した渡辺町長は受け入れを前提とした協議は白紙とし、審議会を設置して検討することを表明しています。
御嵩町議会の大沢まり子議長は「きょうはいい機会になった。処分場については新町長もゼロベースで考えていくと言っているので、議会での議論がより大切になると思う」と話していました。