実弾不法所持で書類送検 県警の元警察官

岐阜県警の元警察官が拳銃の実弾130発余りを自宅で不法に所持したとして銃刀法違反の疑いで3日書類送検されました。警察は職場から持ち出したものとみていますがすでに死亡していて理由などはわからないということです。

書類送検されたのは平成19年に90歳で死亡した岐阜県警の男性の元警部で、拳銃の実弾132発を大垣市の自宅で不法に所持したとして銃刀法違反の疑いが持たれています。
警察によりますと、去年11月に家族が自宅で遺品を整理していたところ、段ボール箱から実弾が見つかり、その後、持ち込まれた銃の処理業者から警察に通報がありました。
実弾の形状などが県警で以前、使用されていたものと一致し、警察は職場から持ち出したものとみています。
ただ、元警察官が勤務していたのは昭和15年から51年で、実弾の管理に関する当時の資料が残っていないことやすでに死亡していることなどから持ち出した理由などはわからないということです。
現在は実弾の数などを定期的に確認しているということで、県警装備施設課の杉之下悟次席は「拳銃を含め実弾の適正管理に努めてまいります」と話しています。