医師不足などで統合「西濃厚生病院」来月開業

医師不足などの問題で揖斐川町と養老町にあった2つの病院を統合し、大野町で新たに開業する「西濃厚生病院」のしゅんこう式が開かれました。

JA岐阜厚生連は10月、医師の確保が難しくなり、耐震化の面で課題があった揖斐川町の「揖斐厚生病院」と養老町の「西美濃厚生病院」を統合し、ベッド数400の「西濃厚生病院」を大野町下磯に開業します。
建設工事は約3万8千平方メートルの敷地でおととし始まり、ことし7月に完成しました。
21日行われたしゅんこう式には約80人が出席し、開業後の無事や安全を願う神事が行われました。
統合後の病院は西濃地域では初めての「緩和ケア病床」を備えるほか、この地域で2番目の「災害拠点病院」として災害時の医療体制を整えるということです。
西濃厚生病院の西脇伸二院長は「完成した施設を見て身が引き締まる思いです。地域の基幹となる医療機関を目指していきたい」と話していました。
病院は10月2日から診療を開始するということです。