岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 新館長に常田佐久氏就任

岐阜県各務原市の「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」の新しい館長に、国立天文台長の常田佐久さんが就任し、「今後の日本の航空宇宙産業がどう発展していくのか、メッセージを出したい」と抱負を述べました。

常田さんはJAXA=宇宙航空研究開発機構や国立天文台で太陽観測衛星の開発や打上げに携わり、2013年にJAXA宇宙科学研究所の所長に就任し、2018年4月からは国立天文台の台長を務めています。
常田さんは館長に就任した各務原市の「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」を訪れ、戦時中に各務原市で量産された戦闘機「飛燕」の実存する唯一の機体の前では、顔を近づけて隅々まで見入っていました。
視察を終えた常田さんは「日本の技術の歴史を示す展示が正確な解説つきで置かれ、来た人がきめ細かく理解できるようになっているのが素晴らしい」と話しました。
そして「今後の日本の航空宇宙産業がどう発展していくのかメッセージを出したい。科学や技術に関心のない人にも見に来てもらい、日本の技術を実感してもらいたい」と抱負を述べました。