ロボットの飛行距離を競う 岐阜大と名古屋大学

岐阜大学と名古屋大学の学生が製作したロボットの飛行距離を競う大会が岐阜市で開かれ、名古屋大学のチームが優勝しました。

大会には岐阜大学と名古屋大学で航空機械系の研究に励む学生など約100人が参加し、授業で製作した「自律制御機構つきグライダーモデル」と呼ばれるロボットの飛行距離を競いました。
このロボットは重さ200グラムから300グラムほどで、翼は全長が1メートルほどあり、わずかなブレをコンピューターで制御してまっすぐ飛ばす技術が求められます。
学生たちは機体に軽い素材を使ったり、まっすぐ長距離を飛べるように翼の角度や形を工夫したりして直前までロボットの調整を続け、発射台から勢いよくスタートさせていました。
今回優勝したのは名古屋大学のチームで、56.4メートルの飛行に成功しました。
優勝した名古屋大学工学部4年生の熱田和輝さん(21)は「これまで実際にものづくりをする経験が少なかったので、設計から1つのものを完成させた体験はこれからの人生に役立つと思います」と話していました。