中津川市の小学校 人手不足で建設が遅れた新校舎完成し入校式

人手不足などのため予定より建設が遅れていた中津川市の小学校の新たな校舎が、このほど完成し、28日、入校式が行われました。

中津川市では、少子化のため市内3つの小学校を統合することになり、およそ30億円をかけて別の場所に新校舎を建設したうえで、ことし4月から授業を行う予定でした。
ところが、人手不足などの影響で建設が間に合わず、4月からは、統合前の3つの学校のうち1つの学校に、ほかの2校の児童を受け入れて授業を行ってきました。
その後、工事が進み、統合後の福岡小学校の2階建ての校舎2棟が完成したことから、28日、体育館で入校式が行われました。
式には全校児童280人余りのほか、関係者も出席して新しい校歌を歌ったあと、小木曽靖濃校長が「新校舎は多様な使い方ができる教室がたくさんあります。この校舎を美しいまま、50年先、100年先までも大切に使いましょう」と呼びかけました。
また、6年生の杉浦あきはさんは「うれしい気持ちと前の校舎と別れて残念な気持ちが、半分ずつあります。新しい校舎は、自然の木がたくさん使われているところがお気に入りです」と話していました。