学校で浄水器の設置進む 各務原市「PFOS」など 

各務原市の水道水の水源から有機フッ素化合物の「PFOS」などが国の目標値を超えて検出されたことを受け、市と県はこの水源地から配水する地域の小中学校や県立高校などで浄水器の設置を進めています。

各務原市では令和2年11月以降、市民の半数に水道水を供給する三井水源地で、有害性が指摘されている有機フッ素化合物の「PFOS」と「PFOA」が、1リットルあたり合計50ナノグラムという国の暫定的な目標値を超え、最大130ナノグラムの濃度で検出されていました。
この問題を受け、市や県はこの水源地から配水する地域にある小中学校や県立高校などで浄水器の設置を進めています。
このうち、各務原西高校では25日の始業を前に、生徒が直接口にすることが想定される調理室や体育館の周りの蛇口を中心に約30個の浄水器を設置しました。
市と県は同じ水源地から配水する高校や小中学校、幼稚園など約50施設に約700個の浄水器を設置する予定です。
各務原西高校の高野圭教頭は「不安を感じている生徒や保護者もいると思うので、少しでも和らげることができれば」と話していました。
市や県は8月上旬から三井水源地周辺のほか市内全域にある95か所の観測井戸で水質調査を行っていて、今後、結果を公表することにしています。
さらに三井水源地にある曝気槽と呼ばれる水道設備への活性炭の設置を22日から進めていてその後、10億円程度をかけて新たな浄水施設も建設する方針です。
先週、会見した各務原市の浅野健司市長は「市民に不安を与えおわび申し上げる。一刻も早く安心して飲んでもらえる水を提供することが私の使命だと考えている」と話しています。