ふるさと納税 県内自治体への寄付は約223億円 過去最高に

ふるさと納税やっているという方、いらっしゃるんじゃないでしょうか。
岐阜県では寄付で入ってくる額の方が多くなっていて、昨年度、ふるさと納税で県内の自治体に寄付された額は、約223億円と過去最高になりました。

総務省によりますと、ふるさと納税で昨年度、全国の自治体に寄付された額は、9654億1000万円と、前の年度を1300億円余り上回り、3年連続で過去最高を更新しました。
県内の自治体への寄付額も222億8500万円と、前の年度より約35億円増え、同じく3年連続で過去最高を更新しました。
寄付額が最も多かったのは関市の、48億8400万円で、次いで高山市が39億3900万円、飛騨市が18億9600万円などとなっています。
関市では特産の刃物が、高山市では飛騨牛や木工家具が、返礼品として人気を集めたことが理由とみられます。
ふるさと納税を担当する県地域振興課は「金額が増えたのは、制度が広く周知されたことに加え、返礼品の品数が増えたほか、魅力ある返礼品を作り上げた結果だと思う」と話しています。
一方、ふるさと納税を利用して、住民がほかの自治体に寄付をした場合、住民税の税収は減ることになり、今年度の控除額は県内全体で81億3800万円となる見通しです。
自治体別では、多い順に、岐阜市が14億3900万円、大垣市が4億5700万円、各務原市が4億2900万円などと見込まれています。