命を“すくう”「スプーン作戦」で交通事故防止  

岐阜市内の国道156号線やこの国道沿いの地域で多く発生している交通死亡事故を防ぐため、警察や行政機関などが連携するプロジェクトチームが25日、発足し任命式が行われました。

25日、岐阜市内の自動車学校で行われた任命式にはプロジェクトチームに参加する警察や国と県、市、学校の関係者が出席し、岐阜市の柴橋正直市長からリーダーを務める岐阜中警察署の廣崎英貴交通第1課長に任命書が手渡されました。
岐阜中警察署によりますと過去5年間に管轄する地域で発生した交通死亡事故15件のうち8件が国道156号線や道路沿いの長森地域に集中しているということで、警察はこの範囲を地図に描くとスプーンのように見えることから命を“すくう”「スプーン作戦」として交通死亡事故防止の取り組みを進めています。
プロジェクトチームはスプーン作戦の一環で今後2か月に1度のペースで会合を開いて危険な交差点の改良を検討したり、事故防止を呼びかける啓発活動などを円滑に進められるよう検討していくことにしています。
岐阜中警察署の廣崎英貴交通第1課長は「死亡事故ゼロを目指し、関係機関と連携しながら命を“すくう”ための活動をしていきたい」と話していました。