可児市と良品計画が連携協定 店舗に市立図書館の分館

可児市は「無印良品」のブランドで生活雑貨などを扱う良品計画と地域活性化についての連携協定を結び、市内に出店する店舗の中に市立図書館の分館を整備することになりました。

27日は可児市役所で協定の締結式が行われ、可児市の冨田成輝市長と良品計画の永原拓生執行役員が協定書を交わしました。
協定では両者が連携し地域活性化を目指すということでその一環としてことし11月下旬に市内にオープンする良品計画の店舗に市立図書館の分館を整備します。
面積は約660平方メートルで、蔵書は約2万冊を予定し、市では賃料や蔵書の購入費用など今年度の事業費として2億8000万円余りを見込んでいます。
蔵書の数は今後、増やしていきたいとしていて、良品計画がこうした連携協定を結ぶのは岐阜県では可児市が初めてです。
永原執行役員は「地域とともに発展するモデルを作りたい。笑顔が出るまちづくりをしたい」と話しています。
また冨田市長は、「若者を中心に行政と接点の少ない人も増えており、良品計画のノウハウをお借りして地域の人が集える魅力ある街作りにつなげていきたい」と話しています。