白山白川郷ホワイトロード 除雪作業終わり全線で開通

冬の間閉鎖していた岐阜県と石川県を結ぶ山岳観光道路、白山白川郷ホワイトロードで除雪作業が終わり、9日に全線で開通しました。

白山白川郷ホワイトロードは岐阜県白川村と石川県白山市を結ぶ全長33キロ余りの有料の山岳観光道路で、冬の間は雪のために閉鎖されています。
除雪作業が終わって全線で開通することになり、白川村の馬狩料金所では関係者がテープカットをして祝いました。
料金所には開通前から約20台の車が並び、8日午前8時前から待っていたという神奈川県の71歳の男性は「一番で来られました。雲がかかった山を見ながら運転を楽しみたいです」と話していました。
そして、午前10時にゲートが開くと新緑が美しい道へと進んでいきました。
ホワイトロードは、去年8月に石川県側で大雨により道路が崩れるなどの被害があったため、全線での開通は10か月ぶりです。
ことしは白山市の白山手取川ジオパークが世界ジオパークに認定されたことなどから、11月10日までの期間中に新型コロナ前を上回る約6万4000台の利用を見込んでいるということです。
岐阜県森林公社の高井哲郎理事長は「ことしは積雪が少なく例年より10日ほど早い開通となりました。雲海を見られる展望デッキも用意しているので、自然を満喫してほしい」と話していました。