県医師会コロナ感染者数ページ 修正が完了 正しい表示に

新型コロナの流行状況をほぼ毎日公表する岐阜県医師会のホームページで、感染者数などの数値が間違っていたトラブルは22日、修正が終わり、正しく表示されるようになりました。

新型コロナをめぐっては「5類」への移行に伴って流行状況の把握や公表は一部の医療機関だけを対象に週1回となりました。
一方、県では流行状況を迅速につかもうと、県内400以上の医療機関の報告をもとに、日曜日を除く毎日、1医療機関あたりの感染者数などを県医師会のホームページで公表していましたが、計算式の誤りによって表示される数値が間違っていたことがわかり、5月9日から表示を取りやめていました。
県などによりますと、22日修正が終わり、正しく表示されるようになりました。
480余りの医療機関で21日までの1週間の1医療機関あたりの感染者数は3.0となっていますが、県は流行状況を判断するひとつの目安として、10を超えると政府の方針に基づく対策のレベルで4段階のうち下から2番目の「感染拡大期」、25を超えると去年12月、県が混雑した場所への外出を控えることなどを要請した下から3番目の「医療負荷増大期」、50を超えると最も上の「医療機能不全期」に相当するとしています。
県医師会の伊在井みどり会長は「医療機関も薬剤や検査キットをいち早く準備する必要があり、毎日の把握はとても役に立つ。その日の数値というよりは数日間、数週間の推移を確認し感染の動向を判断してほしい。地域ごとの流行状況を元に遊びや仕事の行き先を判断するなど、感染対策に活用してほしい」と話しています。
県医師会のホームページの修正を受けて県が臨時に設けた代わりのページは閉鎖されました。
《URL》 http://infect.gifu.med.or.jp/influ/covid19condition