観光庁のモデル観光地に高山市と白川村を含む2つの地域
インバウンド需要の回復で日本を訪れる富裕層の外国人を各地の観光地に呼び込む観光庁の「モデル観光地」に、岐阜県からは高山市と白川村を含む2つの地域が選ばれました。
このうち高山市は「外国人の長期滞在を呼び込みたい」としています。
この「モデル観光地」は観光庁が募集し全国で11の地域が選定されたもので、岐阜県からは高山市が長野県松本市とともに「松本・高山エリア」として、白川村が北陸の3県とともに「北陸エリア」として選ばれました。
観光庁は複数年かけて観光戦略を集中的に支援する計画で、地域のプロモーションやブランド力の強化を担う専門人材の派遣や、外国人向けの観光ガイドの育成などを行うとしています。
また、日本政府観光局を通じて海外の旅行会社への売り込みも行うということです。
このうち高山市は、北アルプスを挟んで隣接する松本市と連携をはかり、登山や食の文化、伝統工芸などをアピールするほか、体験ツアーなどを準備して外国人の長期滞在を呼び込みたいとしています。
「松本・高山エリア」が観光庁のモデル観光地に選ばれたことについて飛騨・高山観光コンベンション協会の堀泰則会長は「本当にうれしく思っています。これからの潜在価値をどうやって発揮していくか、これからのモデル事業にかかっているので、そのために努力していきます。持続可能な観光地としての価値を世界にアピールしながら、エリアの経済発展や観光振興をしていきたい」と話していました。