岐阜市の子ども食堂が4月から朝や昼も営業へ
岐阜市の子ども食堂が夜に加えて4月からは朝や昼も営業することになり、28日に関係者を招いて運営の工夫などを紹介する内覧会を開きました。
内覧会を開いたのは岐阜市にある子ども食堂のナナカフェです。
これまでは月に2回程度、夜だけ子ども食堂を開いてきましたが、4月からは朝食をとっていない子どもにも負担が少ない金額で朝ごはんの習慣をつけてもらおうと、火曜日を除く平日は朝と昼に、土日と祝日は朝、昼、夜に営業する予定です。
これを前に28日、ほかの子ども食堂のスタッフや福祉関係者などを招いて内覧会を開き、食べ放題のランチメニューを試食してもらいました。
このメニューの場合大人の料金は500円、小学生以上の子どもは300円ですが、この食堂では経済的に余裕のある人が専用のチケットを買うことで他の人の食事代を先払いできるしくみをつくっていて、訪れた人たちはさっそくチケットを買い使う人に宛てたメッセージを書いていました。
岐阜市の別の子ども食堂で働く女性は「人のつながりを感じられる工夫がされていて驚きました。朝からの営業は働き手を集めるのが大変そうですが、引き続き情報交換をして、いいところは取り入れたいです」と話していました。
ナナカフェの川又新代表は「子ども食堂どうしで協力して困っている人たちをフォローできる地域をつくっていきたい」と話していました。