瑞浪市 小学校の跡地を名古屋の企業が活用
使われなくなった瑞浪市の小学校の校舎や校庭を名古屋市の民間企業が工場や倉庫として活用することになり協定が結ばれました。
瑞浪市と支援などの協定を結んだのはプラスチック製品の製造や混合燃料の販売などを行う名古屋市の「大澤ワックス」です。
瑞浪市は、5年前に中学校の統合に伴って移転しいまは使われていない旧陶小学校の跡地約1万9000平方メートルを売却し大澤ワックスはここを拠点に新たな事業所を設けるということです。
事業計画では校舎や体育館は組み立て工場や従業員の寮として整備し今後、校庭には倉庫や工場を建設し製造や物流の拠点にするということです。
さらに、災害が起きた際には地域住民の緊急避難所として利用してもらうことも含め地域に貢献していくということで、新たに約40人の従業員を採用する予定だということです。
瑞浪市で、使われなくなった学校の校舎などを企業が活用するケースは今回で2例目です。
大澤ワックスの大澤定社長は、「学校の活用は企業にとってもコストなどの意味でメリットがある。地域に根ざした事業者になるよう努力していきたい」と話しています。
また瑞浪市の水野光二市長は「瑞浪市全体の経済が盛り上がり、市民が元気になるよう末永くお付き合いをしていきたい」と話しています。