多治見市の保育所で食中毒 ノロウイルスに注意を!
多治見市の保育所で給食を食べた園児14人がおう吐などの症状を訴え、保健所は、26日ノロウイルスによる食中毒と断定し、この保育所を再発防止策を講じるまで「業務禁止」としました。
岐阜県内では、ことしに入って、同じような食中毒が4件相次ぎ、県は手洗いの徹底などを呼びかけています。
県によりますと、2月22日から23日にかけて多治見市の「小規模保育園ボコデコキッズ」に通う園児14人がおう吐や下痢の症状を訴えました。
入院した人はいませんでしたが、園児や、調理を担当した職員の便からノロウイルスが検出され、岐阜県東濃保健所はきょう食中毒と断定し、この保育所を、当分の間、再発防止策を講じるまで「業務禁止」にしました。
岐阜県内のノロウイルスによる食中毒は、去年1年間で2件でしたが、ことしはすでに4件確認されていて、岐阜県生活衛生課は「ノロウイルスはアルコールによる消毒ができないので、調理や食事の前には必ず石けんで手洗いをしてほしい。吐き気などある場合は食べ物に触る作業は控えてほしい」と呼びかけています。