JR多治見駅南口再開発 新しいビルなど完成し記念式典

再開発が進められてきたJR多治見駅南口で、商業施設などが入るビルや駅舎から伸びるデッキ状の歩行者用通路が完成し1日、記念の式典が開かれました。

式典には市やJRの関係者などが出席し、テープカットをしたあと、地元の幼稚園児らが歩行者用通路の渡り初めをして完成を祝いました。
再開発の総事業費は市などの補助を含めて約192億円で、商業施設やオフィスなどが入る「プラティ多治見」や、29階建ての高層マンション、それにビジネスホテルや約500台を収容する立体駐車場が整備されました。
さらに、それぞれの施設は全長123メートル、幅4メートルの歩行者用通路で駅と結ばれ、雨でも濡れずに移動できるようになりました。
「多治見駅南地区市街地再開発組合」の赤塚勝彦・理事長は、「駅南北のにぎわいと全体の交流がコンパクトシティの特徴、今後に期待している」と話していました。
JR多治見駅では北口にも市役所本庁舎が移転する予定で、南口の再開発とあわせて、新たな県東部の玄関口として活性化が期待されています。