大垣の外国人学校 日本語の授業やキャリア教育実施へ

大垣市にある外国人学校が来年度から卒業生など地域の外国人を対象に日本語の授業やキャリア教育を行う教室を始めることになりました。
言葉の問題などで日本に定住する生徒の多くが不安定な仕事につく中、希望する進学や就職ができるよう支援したいとしています。

大垣市にある「HIRO学園」はブラジル国籍を持つ3歳から18歳程度までの約200人にブラジルのカリキュラムでポルトガル語による教育を行っています。
最近では卒業後もブラジルに帰国せずに日本で定住する生徒が増えていて、学校では授業で日本語も教えていますが言葉の問題や進路指導が十分できてこなかったこともあり非正規雇用の不安定な仕事につくケースが多いということです。
このため学校では卒業生など18歳以上の地域の外国人を対象にした日本語教室を来年4月から始めることになりました。
授業料は月額2万5000円で週に4日、日本語などを教え、いったん卒業したあとも希望する進学や就職ができるように支援します。
また、企業などが求める能力に基づいて到達すべき目標を設定し、希望するキャリアを実現することで地域社会への貢献を目指します。
生徒の親世代など、卒業生以外を対象にした日本語教室も開くということです。
18歳のシミゾ・バチスタ・タミレス・ユカリさんは「卒業後は京都外国語大学に入学したいと思っています。クラスメートに将来何をしたいか考えていなかったり、どうすればいいか分からない人がたくさんいる。日本語の勉強をどこでしていいか分からない子どもや大人もいるので、教室ができるのはうれしいです」と話していました。
また、17歳のヒガ・ペドロさんは「卒業後は専門学校に行ってアニメーションを勉強したい。日本語の授業はもっとあった方がいいと思います」と話していました。
HIRO学園の川瀬弘樹事務局長は「『自分は外国人だから工場にしかいけない』という未来しか描いてない、描けない社会になっていることがショッキングだった。日本社会にとっても彼らにとってもチャンスが広がるような地域づくりをしていきたい」と話していました。