愛知の大学生が高山市で“買い物困難者”の実地調査

高山市で愛知県の大学生が、中心市街地の買い物困難者について実地調査を行いました。

調査を行ったのは愛知県犬山市にキャンパスがある名古屋経済大学経済学部の村山徹准教授のゼミ生19人です。
ゼミでは去年、観光エリアである高山市中心市街地での買い物環境についてリモートで調査を行い将来的に高齢の買い物困難者が増加する可能性があることを発表していました。
これをふまえてゼミ生たちは6日、3つのグループに分かれて実際に街を歩き、道路を調べたり、高齢者の家や店舗を訪れて調査をおこないました。
このうち、街なかを調査するグループは、手押し車を使う高齢者が通りにくそうな狭い歩道や段差などを探して記録したり、生鮮食品を購入できる店舗がどこにあるかを確認したりしました。
学生のひとりは「スーパーもなかなか見当たらず、白線が消えがかったような細い歩道も多かったので、高齢者の負担が多いのではと感じました。分析して発表することで、高山市がより豊かになると嬉しいです」と話していました。
学生たちはことし12月に高山市内で開かれる、飛騨地域の課題を研究し解決方法を検討する学会で6日の調査結果を発表することにしています。