「長良川鉄道」昨年度決算 過去2番目に大きい赤字に

第三セクターの鉄道会社「長良川鉄道」の昨年度の決算は乗客数は回復傾向にあるものの依然厳しい経営環境におかれ、過去2番目に大きい3億6600万円の赤字となりました。

美濃加茂市と郡上市を結ぶ第三セクターの鉄道会社「長良川鉄道」は昨年度、令和3年度の決算を発表しました。
「売上高」は新型コロナウイルスの影響が依然、続いているものの輸送人員は58万3000人と前の年度と比べて4万2000人、率にして7.8%増え、回復傾向にあることなどから、売上高は2億2297万円と2689万円の増収となりました。
一方、令和元年の脱線事故を受けた緊急安全対策のための老朽化した枕木を交換するなどの事業が完了したことで「修繕費」は約1億円圧縮されましたが原油価格の高騰の影響で「動力費」が前の年度と比べて60%近く膨らんだことなどから、支出にあたる「販売費」は前の年度より6884万円減って6億242万円となりました。
その結果、令和3年度の決算は3億6607万円の赤字となり、過去最大の赤字となった前の年度と比べて1億741万円減少したもののこれまで2番目に多くなっています。
長良川鉄道の坂本桂二専務は「乗客はコロナ禍前の水準には回復しておらず、ロシアのウクライナ侵攻による原油価格の高騰で燃料代の負担が増大している。引き続き効率的な運営に努めるとともに沿線地域のさまざまなニーズに対応できるサービスを提供していきたい」と話しています。