福島市 「パリ」イメージの学校給食 市役所でも提供

パリオリンピックの開幕が1週間後に迫るなか、福島市は、子どもたちに地元ゆかりの選手を応援してもらおうと、学校給食でパリをイメージした給食を提供していて、19日、市役所内の食堂でも提供されました。

福島市は市内の小中学校で、オリンピックの開催地、パリをイメージした給食を今週提供していて、19日は一般の人も訪れる市役所内の食堂でも特別に30食限定で提供されました。

献立は、フランスの郷土料理で夏野菜を煮込んだラタトゥイユ、フランス料理に欠かせないハーブをふんだんに使った「鶏のハーブ焼き」などで、地元産の食材がふんだんに使われていて、職員や来庁した人たちは、日本から9000キロ以上離れたパリに思いをはせながら味わっていました。

市によりますと、パリオリンピックには、ハンドボール男子の交代選手に福島市出身の笠原謙哉選手が選ばれているほか、パラリンピックにはゆかりのある3人の選手が出場予定だということです。

企画した福島市教育施設管理課の石井亜沙美さんは「子どもたちには、福島の食材の魅力を感じながら選手を応援してもらいたい。フランス料理は難しいイメージもありますが、家庭では福島の夏野菜を使ったラタトゥイユづくりに挑戦してもらいたいです」と話していました。