東京 豊洲市場で 旬のモモなど福島県産の農産物を知事がPR

旬のモモをはじめとする福島県産の農産物のおいしさや安全性を広めようと、19日朝、内堀知事が初めて東京の豊洲市場を訪れ、市場の関係者にトップセールスを行いました。

旬を迎えている福島県産の農産物のPRのため、内堀知事は、19日午前6時にJAの職員などとともに、初めて豊洲市場を訪れました。

PRを行う特設会場には、県産モモの主力品種のあかつきをはじめ、ピーマン、トマト、キュウリなどの農産物が並び、内堀知事が集まった市場関係者に「いよいよ夏本番で福島の果物、野菜が旬の季節を迎えています。産地と消費地の懸け橋としてこれからも皆様の力をお貸しください」などとあいさつしました。

その後、サンプルとして袋に入ったモモとキュウリを市場関係者1人ひとりに手渡していました。

福島県産のモモの東京都中央卸売市場での平均単価は、昨年度、1キロあたり全国平均を100円近く下回っていて、震災と原発事故前より価格差が大きくなっています。

サンプルを受け取った都内で青果店を営む80歳の男性は、「見ただけでおいしいことが分かります。新鮮でおいしい福島の農産物をいつも扱っていて、これからも消費者に食べてほしいです」と話していました。

内堀知事は、「『震災後ずっと応援しています』などと声をかけられ、うれしかった。市場の期待に応えて多くの方に県産農産物を食べていただきたい」と話していました。