福島空港の台湾便利用客増へ 県が企業など対象にキャンペーン

新型コロナの感染拡大などで落ち込んだ福島空港のビジネス客の利用の回復につなげようと、福島県は企業などを対象に運賃をキャッシュバックなどするキャンペーンを始めました。

このキャンペーンは、新型コロナの影響で運航が中止されていた台湾チャーター便がことし1月に4年ぶりに復活し、ビジネス目的を含む利用の回復が見込めることから福島県が始めました。

福島空港のホームページから企業の名前で台湾便を予約し、フライト後に搭乗券の写真を専用ページから送ることでフライト数に応じた特典が得られる仕組みです。

特典は、初めての渡航の場合は、往復運賃分の最大6万円のキャッシュバックが受けられたり、1回550円かかる空港ラウンジの利用料が無料になったりするほか、空港内で使える商品券などがもらえるなどさまざまです。

キャンペーンの期間は来年3月14日までですが、事業費がおよそ1000万円の予算に達した場合は終了するということです。

福島空港ビルの佐々木秀三副社長は「ビジネスで台湾を訪れる企業などに使っていただき、台湾の観光やビジネスなどの盛り上げにつながればと思います」と話していました。