中学生が熱中症への備えを学ぶ出前授業 会津若松市

厳しい暑さを迎えるのを前に、会津若松市の中学校で熱中症への備えを学ぶ出前授業が開かれました。

この出前授業は会津若松市にある県立会津学鳳中学校で県が開き、2年生およそ90人が参加しました。

はじめに、県の担当者が、去年、地元では5月から9月末までの期間のうち梅雨明けから数日後の7月26日に熱中症による救急搬送が11人にのぼり、1日当たりの搬送者数で最も多くなったことを説明し、「暑さに体がなれない時期は注意が必要です」と話していました。

続けて、熱中症の予防法を紹介し、気温や湿度などから熱中症になる危険度の目安を「暑さ指数」で表すことができることを説明していました。

このあと、生徒たちが専用の計測器を使って校内の指数を測定すると、教室の中では「注意」にあたる22度前後の数値を示し、熱中症に注意する必要があることを確認していました。

参加した生徒は「きょうは雨が降っていましたが屋内のほうが湿度が高く、場所によって暑さ指数が変わることに驚きました。水をこまめにとり熱中症を予防したいです」と話していました。

講師をつとめた県環境創造センターの蛭田真史主任主査は「中学生など子どもたちにも熱中症予防の注意点を知ってもらい、注意して過ごしてほしい」と話していました。