捜査嘱託犬の審査会 訓練士と息を合わせ日頃の成果を発揮

「鼻の捜査官」として活躍する捜査嘱託犬の審査会が福島市で行われ、訓練士らと犬が息を合わせて足跡の追跡などで日頃の成果を発揮しました。

捜査嘱託犬は警察から要請を受けて、「におい」を手がかりにして事件現場での捜査や行方不明者の捜索を行う犬で、警察は毎年この時期に審査会を実施しています。

福島市荒井の施設で行われた16日の審査会には、12頭の犬が訓練士らと参加し、記憶したにおいをたよりに人の足取りをたどる「足跡追及」と複数の異なるにおいの中から指定されたにおいを選ぶ「臭気選別」の2つの試験が行われました。

このうち「臭気選別」では、訓練士らが特定のにおいを犬に嗅がせて「よし、探せ」と指示を出すと、犬は、台に並べられた異なるにおいを含む5つの布の中から同じにおいの1つをくわえて届け、訓練の成果を発揮していました。

8歳のオスのラブラドール・レトリーバーと参加したいわき市の女性は、「きょうは100点満点です。私も犬も高齢者ですが現状を維持しながら審査に合格し続けたい」と話していました。

福島県警察本部鑑識課の鈴木順一課長は「審査に合格した犬たちには犯罪捜査などでぜひ活躍してほしい」と話していました。

県警は、審査の結果をもとに嘱託する犬を決め、来月1日から1年間、警察署などの捜査に協力してもらうということです。