県立博物館 ジオラマで会津若松市の江戸時代の町並みを再現

会津藩の城下町として発展した会津若松市中心部の江戸時代の町並みを再現したジオラマが会津若松市の県立博物館にお目見えしました。

県立博物館が展示を始めたこのジオラマは、江戸時代の会津藩の城下町を縦5メートル、横7メートルの大きさで、立体的に表現していて、展示エリアの中央に位置するロビーに設置されています。

ジオラマで再現されたエリアは、現在、鶴ヶ城として親しまれている城を中心にした東西およそ5キロ、南北およそ3.5キロです。

幕末に描かれた絵図などの歴史資料をもとに、当時の武家屋敷や寺社仏閣、そして道路などを詳細に再現したということです。

また、ジオラマに映像を投影するプロジェクションマッピングで戊辰戦争でのろう城戦や城下町の成り立ちなども紹介しているほか、会津藩の代表的な人物や会津塗などの工芸品といった歴史や文化についてまとめたタッチパネルなども設けられ、武家文化や今も残る史跡などを知ることができます。

栗原祐斗主任学芸員は「博物館でジオラマを見たうえでぜひ市内各地に出かけて実際の町並みを見て回り、観光スポットを見て回ってもらいたい」と話していました。