須賀川市のぼたん園が見ごろを迎える

国の名勝に指定されている福島県須賀川市のぼたん園では見ごろを迎え、多くの人たちが訪れています。

「須賀川牡丹園」は、290種のぼたんが、あわせて7000株ほど植えられていて、国の名勝に指定されています。

今は、遅咲きのぼたんが見ごろを迎えていて、このうち、「白王獅子」という品種は、直径が20センチほどで、その名の通り、白い花びらがほかの品種のように広がらずに立っているのが特徴です。

また、京都の銀閣寺から譲り受けた「島大臣」という赤紫色の品種も、見ごろを迎えていて、訪れた人たちは写真を撮ったり、園内を散策したりして楽しんでいました。

市内から家族と来た男性は「すばらしいぼたんを初めて見ました。まさに百花りょう乱で、来て良かったと思います」と話していました。

園によりますと、ことしは暖かい日が続いた影響で花が咲くのが早かったため、例年より10日ほど早い今月10日ごろまで楽しめるということです。