高校生が授業で育てた野菜の苗の販売会 棚倉町

農業などを学ぶ高校生たちが、授業で育てた野菜の苗の販売会が棚倉町の高校で開かれました。

苗の販売会が行われたのは棚倉町にある県立修明高校です。

野菜の栽培などを学ぶ生産流通科の生徒たちが、学んでいることを地域の人に知ってもらおうと毎年行っています。

販売されたのは、生徒たちが授業で育てた野菜の苗で、2日は、トマトやナスなど29品種およそ6000本の苗が用意されました。

これらの野菜の苗は、良い肥料になる地元で取れた貝の化石を土に混ぜ込んで栽培し、丈夫で品質がよいのが特徴だということで、訪れた人たちは、目当ての苗を探しながら次々と買い求めていました。

地元の70代の女性は、「生徒が心を込めて育てた野菜なのでたくさん買いました。実ができたら家族で食べたり親戚に贈ったりしたいです」と話していました。

3年生の女子生徒は、「自分たちが育てた苗を地域の人にたくさん買ってもらえてうれしいです。育てておいしく食べて欲しいです」と話していました。