5月開催になった「相馬野馬追」参加者の乗馬技術磨く競馬大会

来月末に開かれる福島県の相馬地方に1000年以上続くとされる伝統の祭り「相馬野馬追」を前に、祭りに騎馬武者として参加する人たちが乗馬の技術を磨く競馬大会が南相馬市で行われました。

「相馬野馬追」は、福島県相馬地方の伝統の祭りで、地元の人たちが騎馬武者となって「甲冑競馬」などを行い、戦国時代さながらの時代絵巻を繰り広げます。

地元では、祭りに参加する人たちの乗馬技術を高めるため、毎年、春と秋に競馬大会を開いていて、28日は15人が参加しました。

レースは、祭りのメイン会場となる南相馬市の「雲雀ヶ原祭場地」で行われ、参加者らは「ジョッキー服」を着ておよそ1.3キロのコースで順位を争っていました。

参加した人たちは「スタートから手応えがよかったです。けがをしないように準備をして本番ではもっとうまく走りたいです」とか、「祭り当日の甲冑競馬でも、きょうのレースのようにいい走りができると思います。祭り当日にはたくさんのお客さんに来てほしいです」などと話していました。

「相馬野馬追」は、ことしから暑さ対策のため、これまでより2か月早い5月末に開催されます。