会津坂下町の会社の2つの飲食店で食中毒 23人が症状訴える

今月中旬、会津坂下町の会社が経営する会津坂下町と会津若松市の2つの飲食店で食事をした23人が相次いでおう吐や下痢などの症状を訴え、県はノロウイルスが原因の食中毒と断定し、これらの店をそれぞれ3日間の営業停止処分にしました。

3日間の営業停止処分を受けたのは会津坂下町の飲食業「WooBar」が経営する会津坂下町の「株式会社WooBar有希の茶屋」と会津若松市の「有希の茶屋」です。

県によりますと、今月22日、会津坂下町の店を利用した客から「食事をした複数の人が体調不良を訴えている」などと情報が寄せられ、調査したところ、今月18日と19日にこの店を利用した8人がおう吐や下痢などの体調不良を起こしていたことが分かりました。

その後、会津若松市の店でも今月19日に食事をした客15人が体調不良となっていたことが分かり、県はいずれも食中毒と断定し、それぞれの店を3日間の営業停止処分にしました。

その後の検査で、2つの店舗の従業員4人と、体調不良を起こした客のうち12人のあわせて16人からノロウイルスが検出され、県はノロウイルスに感染した従業員が調理した料理で感染が広がったと見ています。

県は使用した調理器具を消毒することや、調理を行う前に入念に石けんで手洗いをすることなどを呼びかけています。