伊達市の「イオンモール」市長“計画どおりの開業は難しい”

伊達市でことし12月に開業が計画されている大型商業施設「イオンモール」について、伊達市の須田市長は、工事が予定どおりに行われておらず、計画どおりの開業は難しいという認識を示しました。

伊達市の東北中央自動車道の伊達桑折インターチェンジに隣接する堂ノ内地区では、流通大手のイオンが大型商業施設「イオンモール」を出店する計画を進めていて、会社側が県に提出した届け出では、開業時期をことし12月1日としています。

これについて、伊達市の須田市長は、26日の会見で「いま現在、スケジュールどおりには進んでおらず、12月1日までの開業は難しいという認識を持っている」と述べました。

そのうえで、「地域経済のためにも、できるだけ早く開業していただき、多くの人に県北地域を訪れてもらい、伊達の発展につなげていきたい」と述べ、市としては早期の開業を期待する考えを示しました。

この商業施設は、当初の計画で、店舗面積が6万平方メートル、1日およそ5万7000人の集客を見込み、周辺自治体も含めて生活や商業への影響が予想されますが、予定地では26日もダンプカーが出入りし、重機が用地の造成作業を行っていたものの、建物の建設は始まっていません。

市によりますと、会社側から開業時期の変更に関する連絡はないということで、会社側は、NHKの取材に対し「発表できる状況になれば改めて正式に発表する」としています。