去年新たに林業に就業した人118人 3年連続で100人以上

福島県内で去年1年間に新たに林業に就業した人の数は118人と、3年連続で100人以上となりました。
一方、高齢を理由にリタイアする人や、就業後に離職する人も一定数いることから、県は毎年140人以上の就業を目標に引き続きPRに取り組むとしています。

福島県によりますと、去年1年間で県内で新たに林業に就業した人数は118人と、3年連続で100人以上となりました。

林業への就業者は原発事故の後、減少傾向が続いていましたが、4年連続で増加しています。

増加した理由として、県は、担い手育成のために測量や伐採などの林業の基礎技術を学べる「林業アカデミーふくしま」がおととし開講したことや、動画投稿サイトで林業の魅力のPRを強化したことなどを挙げています。

しかし、新規就業者を年齢別に見ますと、45歳未満の割合は61%と前の年と比べて7%少なく、平均年齢も42.3歳と2.7歳高くなりました。

高齢を理由にリタイアする人や、就業後に離職する人も一定数いることから、県は、今年度から林業への就業についての情報を掲載したウェブサイトを立ち上げるなどして、引き続きPRに取り組むとしています。